平成31年01月01日



          「恵寿友会会員の皆様への新年挨拶」

恵寿友会の皆様、
明けましておめでとうございます。

今年は、恵寿友会にとっても石油業界にとっても大変化の年になろうかと思います。
まず、石油業界ですが、1昨年4月に、「エッソ石油」の後継会社である「東燃ゼネラル社」が「JX」と合併し、「JXTGエネルギー」と言う会社になったのは、皆さまご存知のことと思います。
結果2019年中に「JXTGエネルギー」系列の全SSが「ENEOS」というマークになり、われらが「ESSO」のマークも「ENEOS」になります。
1962年に日本に誕生し約57年続いた「外資系・エッソ」は、完全に日本でなくなるでしょう。寂しいことではありますが、仕方ありません。
さらに今年は、出光・シェルが完全一体化し、たぶんシェルマークも無くなるでしょう。
そうなると日本では、外国の石油会社が全く存在しないという事態になります。
2社で80%強のマーケットシェアを占め国内での販売競争状況も一変しますが、他面メジャーなどの海外の石油が全く存在しない世界でも珍しい国になり、今後石油の的確な海外情報などどうやって確保するのでしょうか?

さて、今後の恵寿友会活動ですが、新しい会社の援助ポリシーに則ってやってゆくことになります。
まず、会社からの補助金ですが、一人当たり3000円の補助金をいただくことになりました。したがって従来通りの活動をやっていると45年で会の資金が枯渇してしまうので、なるべく永続ききするよう種々の活動を変更することにします。
詳細は2019419日(金)に予定している恵寿友会全国支部長会議で決定しますが、大きな変化は以下の通りです。
   1.カレンダーの配布は中止。
   2.長寿者へのワインプレゼントは古希(70歳)の方だけ。
   3.全国懇親会は2年に一度行いますが、参加費は適宜見直しさせていただく。
   4.本部や関東支部で行っていた各種クラブへの補助金や行事は廃止・縮小する。
   5.各支部への補助金も2000円ないし2500円にする。
   6.パソコン教室などシステム補助はできるだけ継続する。
   7.本部幹事の数も縮小する。
従来通りの活動はできなくなるわけですが、何とか恵寿友会活動の良さだけは維持できるよう皆で検討してゆきたいと思っております。
当たり前のことではありますが、恵寿友会への若い(?)新入OBの方は少なくなる一方、天寿を迎えられる方が増えているので、会員数は年々減少していますが、昨年12月22日現在の会員数は976人で、平均年齢75.7歳強で、90歳以上の方が40人、80歳代の方が228人もいらっしゃり、老年ますます意気盛んというところであります。
こういう大先輩から見ると、60歳代,70歳代は、まだ小僧っこではないかと思われるでしょうね。
昨年10月22日に2年ぶりの全国懇親会を東京で開きました。287名の方々が集まり、八城さんの刺激的な話を始め、97歳になられた藤本明さんの昔と変わらぬ真面目なお話、また皆さん、会話力・食欲・飲力のいずれにおいてもホテルが驚いたほどの熟年パワーを見せてくださいました。
仕事・ボランテイア・運動・習い事・・・いろいろなことをやってらっしゃる方も多く、とても楽しい会でした。各支部でも同様の活動が行われておられるとのことで、ご同慶の至りです。
最後になりましたが、今年も皆様にとって、素晴らしい年であることをご祈念申し上げます。是非ご自愛のうえ、一日一日を、社会、ご家族、ご自分の為に、有意義にお過ごしください。


  平成31年(2019年)元旦        恵寿友会会長  西 尾 直 毅