令和元年11月02日

11月2日九州支部では、毎年11月に5日間連続で開催され13回目となる「博多・天神落語まつり」を楽しみました。
「文珍と江戸落語の妙」の主題に沿い、6人の噺家が個性豊かに話します。
プロスポーツ好きの三遊亭兼好は、日本 中を沸かせたラグビーWCの話で客を引き付け、いつの間にか大相撲の本題へ入る巧みさが見どころ。
柳家さん喬は、息絶え絶えに舞台に現れ病人の様に喋り客席を心配させるが、越境に入ると若い女の声は高く透き通り、大男の会話は 腹に響き、さすが噺家と客席から大拍手です。
最後は桂文珍、時事ネタを取り入れた小話が鋭く、会場を沸かせます。
深い知性と万人受けする話術のセンスは、出来るものなら身に付けたいと聞きほれました。
3時間ほど、日常を忘れ 笑いのひと時を楽しみ、落語の後は鴨鍋料理で余韻を語り、お互いの近況報告と昔話を楽しみました。
会員皆様の都合が合わず、参加者が少なかったのが残念です。
                                {報告  中村 寛}