平成26年09月06日

                 観劇会「十二人の怒れる男」

東北・北海道支部では毎年恒例となった演劇鑑賞活動として9月6日(土)に会員7名、同伴者1名の合計8名の参加を得て藤原支部長が出演する「十二人の怒れる男」仙台公演の観劇会を行いました。
SENDAI座が主催する今回の公演は8月1日の東京を皮切りに、南相馬、いわき(何れも福島県)、仙台、広島、そして9月14日の尼崎を最後とする1か月半に亘る長期公演に藤原支部長がゲスト出演するもので、4日間で5回公演される仙台公演の最終日に支部の観劇会を行いました。
「十二人の怒れる男」はアメリカのニューヨークを舞台とした法廷劇で1954年にアメリカのテレビドラマとして高い評価を得た後で1957年にヘンリー・フォンダ主演の傑作映画として有名で、2004年にもブロードウェイで成功し賞を獲得している名作です。
当日は会場ホールを埋め尽くした満員の200人の観客が三方から見下ろす真中にテーブルと椅子だけのシンプルな舞台設定の中、日本での裁判員制度をイメージさせるアメリカの陪審員制度で法廷手続きを終えた12人の陪審員達が陪審室に移動して有罪か無罪かの評決を出す為に全員一致を条件として議論する過程が描かれるものです。
生活環境や職業が異なる12人の陪審員を悲惨な環境で育った被告の若者への差別意識もテーマにしながら11人が「有罪」、1人が「無罪(有罪でない)」とする最初の考え方が最後には12人全員が「無罪」へと大きく変化していく議論の過程を出演者の異なったキャラクターと迫力のある演技についつい観客は引き込まれてしまいあっという間の2時間でした。
公演終了後に藤原さんを囲んで舞台のテーブルで記念写真を撮って満足して会場を後にしました。

                                      (文責:葛西)


(前列左から) 大友、藤原、星、吉田
(後列左から) 葛西、阪元、濱岡、熱田夫人、熱田