去る9月3−4日、当支部会員及び家族9名は藤原貢さんが出演する演劇”十二人の怒れる男”を鑑賞しました。
この劇は1950年代ハリウッド映画の名作で、後に幾度も舞台上演され、法廷劇の最高傑作と評されています。
内容は、ニューヨークのスラム街でおきた父親殺人の被告である16歳不良少年に対する有罪・無罪を評決する12名の陪審員の論争経過を描いたもの。
最初は不良少年という先入観もあり、陪審員の評決は11対1で有罪が圧倒的。
しかし、論争を重ねるうちに目撃者2名(脚の不自由な孤独な老人と一人暮らしの中年女性)の証言が合理性・科学性に欠けること、即ち”合理的疑問”を認識する様になり、最後は大逆転で12対0で無罪の評決に辿り着く。
藤原さんは12名のうち最長老の陪審員を演じ、口数は少ないが、誰も気づかない盲点を突き、形勢を逆転させる重要な役どころを熱演した。
舞台を中心に前後150(合計300席)のアルプススタンド席は満員で、立体的に演劇を鑑賞できた。
なお、藤原さんのご厚意で支部会員は1名の料金で同伴者と2名で鑑賞できました。
有難うございました。
また、集合写真には会場に居合わせた大友愛子さん(エッソ仙台OG)と奥山仙台市長が写っています。
(熱田 安昭)
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