2011年5月26日 LCMよりのメッセージ(12): 東北地方太平洋沖地震に関して
みなさん、ありがとう!


2ヶ月前を振り返りますと、品川にESGを立ち上げ、当社グループ全ての人々の無事と所在を確認し、東北の恐ろしい映像を見ていたことが思い起こされます。
そのとき、私たちの一人ひとりが、不運にも被災された方々を、何らかの形で助けなければならないと感じたのではないでしょうか。
そして今日、私たちができることは全てやってきたと言うことができると思います。

まず行ったことは、必要とされていた燃料を、災害の混乱の中で、できるだけ迅速に供給することでした。
当社グループの全ての製油所を復旧させ、川崎工場では、輪番計画停電が実施されている状況下、3万KWの余剰電力を電力会社に提供しました。
和歌山工場とKPIでは、緊急用途向けの燃料として、ドラム缶に燃料油を充填しました。
さらに、3月21日までに、北関東への出荷は通常の1.5倍に達しました。

東北の「最前線」の方々が行った無私の努力は、とりわけ深い感謝の念をもって思い起こされます。
EMJの現場で働く方々、ディーラーの皆さま、タンク・トラックのドライバー、それに塩釜ターミナルのオペレーターの方々などです。
塩釜ターミナル自体は、ほとんど津波の被害を受けませんでした。
このターミナルが、サプライ・チェーンの中で重要な役割を担っていることから、その再開に最優先で取り組み、3月20日には再開にこぎつけました。
再開直後から、他社からのものも含め、タンク・トラックが被災地へ毎日2,000KLの燃料を配送する拠点となりました。
SSで給油を待つ車の長い列は続いていましたが、2-3日で、当社の東北への供給量は通常の1.4倍に達し、毎日10箇所以上のSSが営業を再開しました。

安定供給が確保された後、さらなる支援に着手しました。燃料油販売部門は、100万リットル分の復興支援券を最も被害の大きかった東北3県の自治体に寄付するという、斬新なプログラムを展開し、大成功しました。
代理店・特約店には、熱意を持ってこのプログラムにご参加いただき、自治体には、この復興支援券を最も燃料を必要とする人々に、適切に配分していただきました。
このことは、避難所や老人介護施設などで復興支援券を受け取られた方々からいただいた数多くの感謝のお手紙にはっきりと表れています。(注:お礼状の一部を添付します。)
もう一つの成功したプロジェクトとしては、20KLのISOコンテナーを活用した仮設SSで、これは4月22日に陸前高田市にオープンしました。
当社は、他の地域でも同様のプロジェクトの支援を行っています。
(See attached file: Fuel Coupon appreciation Letter (J).doc)

これまでに、日本の2800人の当社関係者が、日本赤十字社に個人献金を行っています。
これは、日本単独で、エクソンモービル・コーポレーションが、100万ドル以上のマッチング・ドネーションを行える金額に相当します。
他国からの献金を加えると、エクソンモービルから合計500万ドルの献金をすることができるのではないかと考えております。

行った全ての努力とこれらの支援活動に貢献してくださった従業員、コントラクター、退職者、代理店・特約店などの全ての方々をリストアップすることはできません。
ただ私がここで申し上げたいことは、あの恐ろしい災害の映像を初めて見てから2ヶ月が経った今、振り返ってみると、共に援助の手を差し伸べる方法を見つけ、効果のあることをやり遂げることができたという、ある種の満足感を感じるこ とができるのではないかということです。
そうした努力に対して、私個人としても、またエクソンモービルジャパン・グループとしても、皆さまに感謝しています。
また、経済産業大臣の海江田さんから、エクソンモービル(有)と東燃ゼネラル石油(株)に送られてきた我々の救援活動への努力と貢献をたたえる感謝状をお見せできることを誇りに思います。
(See attached file: Letter of Appreciation to EM(J).pdf)
(Seeattached file: Letter of Appreciation to TG(J).pdf)

当社の操業はほぼ通常状態に戻りましたが、まだ対処すべき課題は数多く残されています。

ESGはまだ活動しており、福島第一原子力発電所の状況を継続してモニターしております。
供給グループは、計画された定修、想定外能力減, 需要変動などからくる、需給バランスのギャップ解消に努めています。

夏場に予想される電力不足の直接的・間接的影響に対処するための計画も策定中です。
そしてこの問題は、次の冬や2012年の夏にも起こり得ることです。

さらに、2010年に比べ15%の電力消費削減を求める政府の指導に従うため、オフィスでの節電プランを仕上げつつあります。
本社のいくつかの部門では、すでに節電プランの試験的な実施を始めています。節電プランの詳細は、近日中にお伝えできると思います。

そして、当社は東北の被災者を支援するための方策を、継続的に検討しております。
最近の例としては、仙台近郊の家屋から泥や瓦礫を撤去する手伝いのため、会社がスポンサーとなるボランティア活動をあげることができます。

日本が地震と津波の被害処理を必死に行っているこの困難な時期、皆さまの貢献と献身ぶりに、改めて感謝申し上げます。

そして、日々の業務を遂行する中で、安全であること、そして互いを思いやることを忘れないようにいたしましょう。


エクソンモービル・ジャパングループ 代表 LCM フィリープ・デューコム

添付資料
Fuel Coupon appreciation Letter (J).doc
Letter of Appreciation to EM(J).pdf
Letter of Appreciation to TG(J).pdf