2011年4月09日 LCMよりのメッセージ(11): 東北地方太平洋沖地震に関して | ||
エクソンモービル・ジャパングループの従業員、コントラクターの皆さんへ 多くの人々の人生を永遠に変えた巨大地震災害が起こってから4週間が経ちまし た。物事は、様々な方法で通常に戻りつつあるように見えます。物流のインフラは ダメージを受けましたが、石油業界は新たな方法で十分な量の燃料供給を行ってい ます。当社のリテールチーム及び代理店・特約店の方々の献身的努力により、当グ ループの92%を超えるSSが営業を行っています。一週間前には見られたSSでの長 い行列は、今や東北地方のほとんどの町で解消されたように見えます。 しかし、物事が通常に戻りつつあると思われたその時、昨夜仙台付近を襲ったマグ ニチュード7.1の余震は、安全に対する意識を決して忘れてはならないということ を、私たちに気づかせました。私たちが使用しているセコムの安否確認システム は、震源地に近い地域で働いている従業員とコントラクターの皆さんの安否情報を 即座に知らせてくれました。全員の安全と所在が確認されています。設備への影響 は最小限であり、塩釜油槽所を含む地域の油槽所が停止しましたが、ほとんどは停 電の影響によるものです。 本日、燃料販売部門副社長のスベン・アーネットさんは、東北地方で私たちのチー ムのひとつをリードしました。スベンさんとチームは、岩手、宮城、福島各県の最 も被害の大きかった地域における復興の支援を目的とした、100万リットルの燃料を 寄付するために、東北地方のエッソ、モービル、ゼネラルの各代理店・特約店の皆 さんと共に新しい取り組みを実行しました。その寄付とは、10リットル単位の復興 支援燃料券という形をとっており、地域の優先順位に従い配布してもらえるよ う、自治体の皆さんに手渡されました。この燃料が、お年寄りや被災された住民の 皆さんの手助けをされているボランティアの方々を含め、避難施設、建設車両、そ の他必要とする皆さんのお役に立つことを期待しております。スベンさんによれ ば、自治体の皆さんは大変に感謝してくれており、「このエクソンモービルの寄付 は、金銭的な価値以上のものです。自治体の皆さんは、私たちの心遣いと努力を本 当に喜んでくれました。」と私に報告しています。私たちのグループが、この燃料 の寄付を通じて、津波の被害に遭われた方々の生活を少しでも改善するお手伝いを しているという事実に、私たちは静かなる誇りを感じてよいと思います--この燃 料の供給に私たち皆が貢献したのです。私たちが、国及び地方自治体と共に取り組 んでいるさらなる支援策について、近日中に皆さんにお伝えできると思います。 もう一つの私たちの気持ちを測る指標はマッチング寄付プログラムへの絶大なる参 加です。すでに、従業員、代理店・特約店、退職者の方々から1500件あまりの寄付 が集まり、マッチングの対象となる5,400万円と、1件あたりのマッチングの上限を 超えた1億700万円とが日本赤十字社に寄付されました。まだ参加されていない従業 員の方がいらっしゃいましたら、ぜひ、全ての従業員の皆さんがこのすばらしい取 り組みに参加されることをお願いしたいと思います。 最後に、日本全土がこの大災害に対して最善を尽くしているこの時期の、皆さんの 献身的な働きに対して改めて感謝の意を表します。 日常業務に携わるに当っても、常に安全に対する意識、お互いに気を配る事を忘れ ずに邁進しましょう。 エクソンモービル・ジャパングループ 代表 LCM フィリープ・デューコム |