2011年3月25日 LCMよりのメッセージ(9): 東北地方太平洋沖地震に関して
エクソンモービル・ジャパングループの従業員、コントラクターの皆さんへ

   多くの皆さんが、徐々に平常の生活に戻りつつあるのではないかと思います。そこで、この困難な時期に皆さんが献身的かつ集中して業務に取り組んでいただいていることに、改めてお礼を申し上げます。
   皆さんにはとても優れた成果を挙げていただきました。皆さんの個々の努力が結実 し、大きな成果を生み出したことは、エクソンモービルで働く世界中の仲間が知っています。
   本日午前中の、東燃ゼネラル石油の定時株主総会は、無事に終了しました。その中で、私は、当社が被災地域への石油製品供給にどのように取り組んでいるかという
   ことと併せて、当社が、いかに強力に政府との連携のもとに、復興活動を支援しているかを報告いたしました。株主の皆さんには、この報告を歓迎していただき、当社の行っている活動を理解し、全面的に支持していただいたと信じています。
   会社は全ての部門で正常のオペレーションに戻ったか、まもなく戻る予定です。全ての工場は順調に運転を継続しており、また東北地方への供給量は増加しています。これらは復興へ大きく寄与すると考えています。東北地方におけるサービスステーションの品切れ状態は高いレベルにとどまってますが、これも日々改善の方向に向かっています。
   福島原発は依然として困難な状況にありますし、この状況は当面続くと思われますが、首都圏の放射線のレベルは低いままで安定的に推移しています。放射能が検出された水道水の問題も改善されてきており、一時的なものと思われます。但し、言うまでもありませんが、状況の推移を注意深く見守り、関係当局の指示やガイドに従っていただきたいと思います。
   ESGは活動を継続しており、事態の進展をモニターしています。状況に大きな変化が あれば、ESGは最新の情報を直ちに皆さんにお知らせします。
   これはもちろん、皆さん個人の意思によるものですが、エクソンモービルコーポレーションがマッチングドネーションを実施することも考慮に入れて、皆さん全てに無理の無い範囲で、日本赤十字社への寄付をご検討頂きたいと思います。代理店・特約店の皆さん、退職者の皆さん、そして世界中のEMの従業員からの支援が集まり、東北地方における復興への寄付が総額500万ドルに達することを望んでいます。
   この週末、皆さんがいくらかでも体を休め、リラックス出来るよう、願っています。皆さんの個人的な用件を片付けたり、仕事から離れる時間を持つことも大切です。引き続き、安全に留意して下さい。重ねてこれまでの皆さんの特筆すべき努力に感謝致します。


   エクソンモービル・ジャパングループ 代表 LCM
   フィリープ・デューコム