2011年3月23日 LCMよりのメッセージ(8): 東北地方太平洋沖地震に関して
エクソンモービル・ジャパングループの従業員、コントラクターの皆さんへ

大震災発生から約2週間が経過しました。何万人もの人々の生活が一変し、津波によ
る被害は甚大なものとなりました。それでも、徐々にではありますが、東北地方に
対する必要なサービスが回復しつつあります。加えて、当社の全ての製造拠点及び
品川オフィスにおける業務は安定を取り戻しました。そこで、今後は、私からのLCM
メッセージの頻度を減らし、状況に大きな変化があるときに限り発信することとし
ます。一方、ESGは活動を継続し、24時間体制でモニターを続けます。


<従業員の皆様の安否、当社グループの操業体制について>

全ての工場は通常運転となっています。加えて、すべてのターミナルも操業してお
り、通常通りの製品供給を受けています。


<サービス・ステーションでの品切れについて>

自動車用燃料に対する需要は引き続き、大きなものがあります。関東地方での状況
は改善していますが、局地的な品切れが依然発生しています。被害を最も大きく受
けた地域では、当社の供給と配送能力は通常のレベルに近づきつつありますが、需
要は極めて大きくなっています。SSでの品切れが常態化しており、この状況は今し
ばらく続くと思われます。


<福島原発について>

政府及び東京電力は、福島原発における放射線の脅威への対策が進んでいると、引
き続き報告しています。全国の多くの地点で当局による広範なモニタリングが実施
されています。関東地方においては、放射線のレベルは人体に影響を与えるもので
はないと発表されています。当社独自の計測も継続しており、政府のデータとその
測定値は一致しています。本日、基準値を超える放射線物質が都内の浄水場で検出
されました。関係当局の指導に注意し、従うようにして下さい。


<緊急燃料供給について>

和歌山工場と極東石油工業は、東北地方における緊急対応を目的として、自衛隊向
けにドラム缶1,000本分を超える燃料を準備しました。加えて、燃料販売部門は、東
北地方で最も深刻な被害を受けた地域において、地方自治体に燃料の寄付をする準
備をしています。


日本は、地震と津波の被害に対して、最善の対応をしています。この困難な期間に
おける皆さんの献身とコミットメントに改めて感謝致します。

私たちが日々の業務を遂行する中で、安全を第一にすること、お互いを思いやるこ
とを忘れないで下さい。


エクソンモービル・ジャパングループ 代表 LCM
フィリープ・デューコム