2011年3月13日20:06 LCMよりのメッセージ(1): 東北地方太平洋沖地震に関して
エクソンモービル・ジャパングループの従業員の皆様へ

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に関して

まず始めに、今回の東北地方太平洋沖地震に遭遇した従業員とご家族の皆さん
に、心からお見舞い申し上げます。また、取引先、ビジネスパートナー、供給業者
の方々などで、被災された方々にも皆様と一緒に謹んでお見舞いの意をお伝えした
いと思います。
さて、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震と津波に関し、私達グループの従業
員の皆様の安否及び会社への被害の状況をお知らせします。
皆様方のなかには、津波警報に応じて自宅から避難された方、品川川崎横浜その他
近隣のオフィス在勤の方には、帰宅のためにタクシーを探したり、徒歩で帰宅され
たり、或いはオフィスで一夜を過ごしてから、翌日公共交通機関の復旧を待たれた
方も少なからずいらっしゃると思います。いずれにしても、日本にいる従業員の皆
さんの安否が確認され、そしてどなたにも怪我や事故がなかったことが確認されて
います。皆様、おつかれさまでした。

さて、会社では、JESG(LCM、各ファンクションのマネージャー、大規模事業所所
長、SHE、人事、広報渉外、法務などのサポートファンクションのマネージャーから
成る緊急時対応グループ)が組織されました。海外から東京およびそれ以北への出張
も少なくとも3月15日までは延期要請を出しました。

会社資産についても、殆ど無事であり、あっても軽微な被害にとどまっておりま
す。東北地方においても、塩釜油槽所の被害も軽微なものでしたが、電力供給が途
絶えたままになっています。被災地域のサービスステーション(SS)については、被
害状況を確認中ですが、現在のところでは、深刻な被害の報は寄せられておりませ
ん。こうした状況は経済産業省(METI)と石油連盟(PAJ)に通知され、被災地域の方々
への供給を充足するようMETIの指示を確認しながら、PAJと協働しています。川崎工
場は、幾つかの主要設備が緊急停止(ESD)してはおりますが、電力も供給されてお
り、連絡も十分とられています。現在再稼動に向けての安全性チェックが行われて
います。川崎ケミカルプラントのスチームクラッカーは操業を続けています。堺工
場と和歌山工場は通常運転にて操業が継続されています。その他のジョイントベン
チャー事業所においても、深刻な被害は報告されていません。

東日本の被災地域の皆さんは、この巨大な自然災害から立ち直ることに取り組んで
おられます。私達は、そのようなご努力に援助の手を差し伸べなくてはなりませ
ん。私は、私達がこのような中で重要な役割を果たさなくてはならないと信じてい
ます。そこで、皆さんに、今後さらに、ご自分の業務に最大の注力をしていただ
き、そしてもちろん安全にも最大の注意を払っていただきながら、この難局に共に
立ち向かっていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

エクソンモービル・ジャパングループ代表 LCM フィリップ・デューコム